逃源郷

世界は闇なのか

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『イレイザーヘッド』

20060211004725.jpg


奇天烈!

でも、なんかなんかなんかなんかなんかなんかなんかなんかなー。

不気味な効果音と白黒で構成された色調画面がとてもマッチしている。

奇形児はエイリアンのようで、とてもリアルで怖い。
ピギーッって感じ。

なんというか、塚本晋也の『鉄男』を観たときと同じような感覚。
監督の頭の中のイメージを忠実に再現したような。

男が隣の部屋に住む女性と、スモークのたまったドラム缶の中のような所で不倫ブギをするシーンが良かった。

異色ホラー?

監督デヴィッド・リンチ作品一覧
マルホランド・ドライブ(2001)
ストレイト・ストーリー(1999)
ロスト・ハイウェイ(1996)
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間(1992)
ワイルド・アット・ハート(1990)
ブルー・ベルベット(1986)
砂の惑星(1984)
エレファント・マン(1980)
イレイザーヘッド(1977)



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  1. 2006/02/11(土) 00:45:24|
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『GERRY』

jery.jpg


ただただ美しい!

この地上に、たった2人だけ残されたような。
この世界に、たった2人しか存在しないような。
そういう感じ。

「世界の終わりって、こんな感じなのかもね。」

夜明け前。
だだっ広い砂漠なのか、はたまた巨大な湖が固まってその上に粉雪が降り積もっているのか、それはまったく分からないけれども、
真っ白で壮大なさら地の上を、とぼとぼ歩く2人の姿が印象的だった。
黒い、影、2つ。
まるで幽霊のように、さまよっている。

会話や派手なアクションも少ないのに関わらず、なんとなく2人の関係性が見てとれるところが、すごいなあ。

絵画!
これは。
動く、絵画!

  1. 2006/02/10(金) 01:58:07|
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『トニー滝谷』

20060205225646.jpg



やばい、すごく良い!

詩的!詩的!詩的!
映像美!映像美!映像美!

孤独なおじさんトニー滝谷の自伝的映画。
新しい服を買うことで、体の空白を埋める女性とか、良い。
孤独なトニー滝谷は、その孤独に慣れきっているせいか、結婚後も今の幸せがずっと続くのか恐れている。

「冷や汗が出るほど、恐い。」

坂本龍一の音楽と西島秀俊の語りとそして市川準の映像が見事にマッチしている。

「孤独とは、牢獄のようなものだ。」

詩的!

  1. 2006/02/05(日) 22:55:17|
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『生きたい』

20060124014917.jpg


『午後の遺言状』の監督作ということで観てみた。

もうこういう映画の、こういうセンス、大好き!大好き!大好き!
一昨年観た『死の棘』以来の邦画ヒット!

とにかく映画全体を流れる乾いた乾ききったユーモアが良い!
あと急に画面が人の顔アップになったり、なんか変な違和感感じるカット割り構成が独特のリズムあって良い!

子離れしていない駄目で卑屈な老人三国連太郎が良い!
ソウウツ病持ちの娘大竹しのぶの狂いっぷりが良い!
「あたしソウになると力持ちになるんだ!」
最後ナイフでお酒瓶をたたき切るところなんてもう最高!

ベースは民話の「姥捨て山」。
押し付けがましくない。
とても笑える。

  1. 2006/01/24(火) 01:48:00|
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『SWEET SIXTEEN』

20060116003304.jpg


去年観た同じ監督作の「やさしくキスをして」とはうって変わった青春疾走ムービー。

ドラッグとやくざの世界に身を染めた少年の、大人に成長していく話。

ちょっとしたことで親友との関係が破綻したり、物に八つ当たりしたり、シックスティーンだなと思った。

最後は救いがない。
16歳の現実にしては、厳しすぎるんじゃないかなあ、と。

根底にあるのは家族愛?

  1. 2006/01/16(月) 00:31:07|
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『罪と罰/白夜のラスコーリニコフ』

20051218003629.jpg


「過去のない男」の、アキ・カウリスマキ監督長編デビュー作。

何かこう、殺人を犯した主人公の、法と道徳への葛藤を描いているものかと思いきや、そんなことはなく、
いたって普通、と言ったら語弊があるが、汎用なサスペンス映画だった。

ただ、オープニングの豚肉(?)精製場のシーンはすごく良かった!
何かこう、いかにも貧しい労働者というか、そういう北国の退廃的な空気がもろに感じられた。
バックに流れている音楽も、主人公の心の叫びのように耳に聞えた。

あと、主人公のはげっぷり!
なぜ、あの女性は主人公を好きになったのか、とても謎だ。

原作は、ロシア作家ドストエフスキーの「罪と罰」。

  1. 2005/12/18(日) 00:34:50|
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『秋刀魚の味』

20051217005733.jpg


なんだろう、とても、いい。
何かこう、全体としての印象は、そう、サザエさんのようだ。

すごいなって思ったのが、画面からにじみ出る登場人物たちの人間性。
ちょっとの会話ややり取りで、その人がどういう人生を渡ってきて、そしてどういうキャラクターなのかが、あくまで自分の想像でしかないのだけれど、そういうものがひしひしと感じられてくるのだ。

例えば主人公の老人、笠智衆(りゅう ちしゅうと読むらしい)。
質素で、仕事にも真面目で、家族を大事にする、そんな人間像がなんとなく彼の言動や仕草から感じ取れる。
棒読みの演技も、たまに笑いを誘うけれど、とても味があった。

あと、ひょうたんって呼ばれているちっこい老人も面白かった。
飲んだくれで、いつもお酒を飲んでは酔いつぶれるこの老人は、腰が低くて、それでいて謙虚でどこか憎めない。
「あーいう風にはなりたくないよね‥‥」、なんて周りの人から言われている様は、寂しかったけど、なんか面白かった。

あと、高校生役の息子は、とても高校生に見えないほどに、ふけている!

なんかこう、省略の美学ってものを感じた。
そしてなにかこう、シニカルで、アイロニーで、それでいてセンチメンタルで、ちょっぴりユーモラスな作品だった。

(1962年度 小津安二郎監督作品)

  1. 2005/12/17(土) 00:56:16|
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『息子のまなざし』

manazashi.jpg



終始仏頂面の主人公のおじさんが、良い!

カメラはひたすら人物の後頭部を追う。

息子を殺した少年の存在を、父親はいかにして受け止めるか。

主人公のおじさんを、父親のように慕ってくる少年の愛情が、不条理というかなんというか、観ていてとてももどかしかった。

かなり重いテーマをはらんでいるのに、説明口調ではなく、観てる人の判断に委ねているというか、そういう映画。

とにかく主人公のおっさん。
すごく肩こりが酷そうな、神経質な、不器用な、ギャグとか絶対に言わない、そんな雰囲気が見事!
  1. 2005/12/15(木) 00:48:00|
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『カノン』

20051214000130.jpg


2001年度作品。監督は『アレックス』のギャスパー・ノエ。

社会から逸脱している50歳のおじさんの、内省的な映画。

主人公のおじさんの、その偏屈ぶりに正直多少の胸くそ悪さを感じてしまう。その言動はあまりにも自分勝手だし、自分の不幸な境遇を全て社会のモラルや富裕者の責任だと押し付けている。

それでも、モラルに反する愛(劇中では、実の娘への愛情)は、社会的に成し得る行為か、といった法と倫理の難しい問題も投げかけているので、深く考えさせられる映画でもあった。

あと、自分が娘を愛しているから、周りに迷惑がかかるわけではないから、別に構わないじゃないか!と、主人公が(監督自身の考えなのかもしれない)超個人主義の立場に立って近親相姦を許容しているところに、正直うーん‥‥という感想を抱いてしまった。

多分にこの映画は、春とか夏のちょっと快活でハッピーな時に観て、あーこんなに人生楽しんでていいのかなーなんて、ちょっと自己反省するのに打って付けの映画かもしれない。今のこのくそ寒くて胃のあたりがキリキリするような時期に観ると、余計その鬱屈さに拍車がかかってしまう‥‥と、観た後にこんなこと言っても遅いっちゅー話だけど。。。


  1. 2005/12/13(火) 23:59:21|
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『戦艦ポチョムキン』

最近読み始めた映画理論に関する書物の中に、頻繁に顔を出すのがこの映画の監督エイゼンシュタインという名前。1898年、ラトヴィア出身。モンタージュ(いわゆる映画編集のこと)理論を打ち出した人物の内の一人だとされている。
20051211062733.jpg映画の背景は1905年。戦艦・ポチョムキンに乗艦していた水兵たちは、不当な扱いに反乱を起こす。それを機に民衆がオデッサの港に集まり、帝政への不満を爆発させる。いわゆるロシア革命の民衆蜂起の様を描いている。

20051211062755.jpg映画は、白黒のサイレント式。にも関わらず、歯切れのいいカット割りと、壮大なオーケストラ調の音楽で、見事な臨場感を表現している。有名な「オデッサの階段、虐殺シーン」。アクション映画さながらの緊張感を味わうことができる。あと、最後の戦艦が大砲を撃つか撃たまいか選択を迫られるシーン。水平の顔のアップ、面舵のアップ、大砲が敵に向けられるアップなど、いくつかの短いショットを連続的に紡ぎ合わせて、また音楽を効果的に挿入して緊張感あふれるシーンを作り出している。”映画の教科書”と言われている所以が納得できた。

20051211062808.jpgあと、面白いのがその政治的な色合いの濃さ。マルクス・レーニン主義の影響がもろに出ているこの映画の中では、やはり赤い旗が象徴的にはためいている。権力者/労働者といった、単純な二項対立による括り方も、どこか時代を感じさせる。


多分に、古典的な名作と言われている映画を観たのはこれが初めてじゃないかと思う。(ローマの休日は古典作品?)なんというか、映画好きなのに、その歴史とか基本をあまりにも熟知していないことに最近ふと気づいて、あーたまには『市民ケーン』とかの名作も観なければいかんなあと思い始めた今日この頃。でも、やっぱり今観たいのはヴィム・ヴェンダースの新作だったり、アトム・エゴヤンの新作だったり、最近の監督作だったりする。そういえば、ラース・フォントリアーの書いた脚本作もやるらしいし。年明けにはカンヌ大賞取ったダルデンヌ兄弟の新作もやるし。もっと映画観よっと!


20051211062827.jpg


  1. 2005/12/11(日) 06:21:36|
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