逃源郷

世界は闇なのか

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永遠と一日

98年度カンヌパルムドール大賞を受賞した、ギリシャの映画監督テオ・アンゲロプロスの作品。
世界は本当に闇に包まれているのだなと思う。沈黙と闇。冬の厳しい寒さと閉塞感。それでも人間は生きていかなければならない。
永遠に海辺で、青空で、夏であればいいと思う。永遠のよそ者。生を感じるのはほんのひと時だけ。主人公にとっての唯一の希望は妻と過ごした夏の海辺の時間。過去の光と闇の対比が素晴らしい。人間が死ぬ直前に行き着く場所と記憶はあの夏の日。
真夜中に目を閉じて、そして闇が広がり、頭の中で過去のイメージが壮大に広がる。過去と対峙する夜。自分は夜に広がる過去の記憶をいつまでも持ち続けたいと思う。




eien.jpg

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  1. 2005/04/20(水) 23:23:42|
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ポンヌフの恋人

フランスの奇才レオス・カラックスの「ボーイミーツガール」「汚れた血」に続く青春三部作の完結編。
何ともかわいらしいタイトルなので、内容もメルヘンチックなものかなと思っていたら大間違い。かなり激情的なフランス色モロ出しの映画だった。なんというか、心におさまりきらない感情=エモーションをそのまま映画にしてぶつけたっていう感じ。みると、この監督かなり痛い、メンヘル系の人なのかなーと思った。主人公、不眠症で薬飲んでるし。でも、都会の片隅でひっそりと生活する二人、誰も知らない二人だけの世界はよく表せていたと思う。ホームレス同士ってところが、これまで観た恋愛映画に無い荒廃した空気感をかもし出していた。二人、汚れきっていたから。
それにしても、この映画は激しい。指をピストルで打ったり、ガラスで腹を切ったり、彼女の写真を片っ端から燃やし尽くしたり…。あと?が数多くわきでる部分(例えば二人が別れようとして、海に落ちていきなり仲直りしたり…)があるけど、それも全てフランス映画だから…っていうくくりで納得させられてしまう映画。やれ、フランス映画、されどフランス映画。映画に理屈なんて求めるな!ってかー。


ponnufu.jpg

  1. 2005/04/20(水) 22:58:38|
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沙羅双樹

「萌の朱雀」で97年度カンヌカメラドール大賞を受賞した、河瀬直美監督の作品。
結構期待していたが、多少すかされた感あり。結局何をやりたいのかがよく分からなかった。家族の崩壊ものかと思いきや、人物それぞれの心情にはあまり触れていなかったし。ただ、この監督の画は好き。山崎裕が撮る手振れのドキュメンタリー的で、太陽光や自然光が時折フレアとなって差し込んでくる画。是枝裕和監督や岩井俊二監督と似ていて、最近の流行なのかなと思った。
映画的には奈良の昔ながらの下町がふんだんに活用されていて、古き良き日本の風景を想起させる。あと、随所に出てくる日本文化。バサラ祭りの雨に打たれるシーンは良かったけど、何故父親は書道で”陰光”と書いたのだろう。と、人物の行動の原因がいまいちつかめず、?が多くつく作品だった。
ちなみに”沙羅双樹”とは、平家物語の冒頭に出てくる「祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響きあり,沙羅双樹の花の色,盛者必滅の理をあらはす」のあれだそうです。万物の流転を表しているんだとか。いわれてみれば、確かに…。

syara2.jpg

  1. 2005/04/20(水) 22:20:31|
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