逃源郷

世界は闇なのか

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

お前とは握手してやらない

小学5年生の時、一人の男の子がクラスに転校してきました。
彼は、私の席の隣に座りました。
彼は家が貧乏で、体育着も持っていなく、いつもシャツの袖を使って、鼻水をズズズイってすすっていました。そんな彼の存在を、クラスの皆は影で疎んでいました。

「悪口を言うのはよくないよ。」

私は決して彼の悪口を言う仲間には入りませんでした。

ある日、また彼の転校が決まりました。
最後の日、クラスの一人一人と握手をして回ることになりました。
彼の手は、鼻くそやら汚れがベットリついていました。
クラスの皆の嫌がる空気が、一瞬にして伝わりました。

最後、私の席に彼は戻ってきました。
私は、手を差し出しました。
すると、彼はこう言いました。

「お前とは握手してやんねーよぉー。」

彼を心の中で一番嫌っていたのは、当の自分だったのです。
彼を擁護していたのは偽りの正義感で、ただ優等生ぶっていただけでした。
そんな自分の気持ちを、彼は見透かしていたのです。

そんな彼に申し訳が立たなくて、私はただ一生懸命、ポケットに手を突っ込んで、唾を吐いて歩く、彼の真似をしながら商店街の道の真ん中をただひたすら歩き続けました。


これは、映画「おもひでぽろぽろ」の中での主人公タエコの小学5年生の時のエピソードです。
「お前とは握手してやらない。」
何故タエコが、転校生の彼の真似を必死になってしていたのか、
その理由がなんとなく最近わかったような気がします。
(10/10 ミクシィ日記より抜粋)


omaetoha.jpg


スポンサーサイト
  1. 2005/12/02(金) 03:56:29|
  2. 戯言(たわごと)|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<トゥエンティートゥーyearsパーティーboy | ホーム | ANIMAL COLLECTIVE 『feels』>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tougen.blog8.fc2.com/tb.php/151-805b24de

人非人

10 | 2017/11 | 12
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

天気予報

お気に入りバナー

Search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。