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『戦艦ポチョムキン』

最近読み始めた映画理論に関する書物の中に、頻繁に顔を出すのがこの映画の監督エイゼンシュタインという名前。1898年、ラトヴィア出身。モンタージュ(いわゆる映画編集のこと)理論を打ち出した人物の内の一人だとされている。
20051211062733.jpg映画の背景は1905年。戦艦・ポチョムキンに乗艦していた水兵たちは、不当な扱いに反乱を起こす。それを機に民衆がオデッサの港に集まり、帝政への不満を爆発させる。いわゆるロシア革命の民衆蜂起の様を描いている。

20051211062755.jpg映画は、白黒のサイレント式。にも関わらず、歯切れのいいカット割りと、壮大なオーケストラ調の音楽で、見事な臨場感を表現している。有名な「オデッサの階段、虐殺シーン」。アクション映画さながらの緊張感を味わうことができる。あと、最後の戦艦が大砲を撃つか撃たまいか選択を迫られるシーン。水平の顔のアップ、面舵のアップ、大砲が敵に向けられるアップなど、いくつかの短いショットを連続的に紡ぎ合わせて、また音楽を効果的に挿入して緊張感あふれるシーンを作り出している。”映画の教科書”と言われている所以が納得できた。

20051211062808.jpgあと、面白いのがその政治的な色合いの濃さ。マルクス・レーニン主義の影響がもろに出ているこの映画の中では、やはり赤い旗が象徴的にはためいている。権力者/労働者といった、単純な二項対立による括り方も、どこか時代を感じさせる。


多分に、古典的な名作と言われている映画を観たのはこれが初めてじゃないかと思う。(ローマの休日は古典作品?)なんというか、映画好きなのに、その歴史とか基本をあまりにも熟知していないことに最近ふと気づいて、あーたまには『市民ケーン』とかの名作も観なければいかんなあと思い始めた今日この頃。でも、やっぱり今観たいのはヴィム・ヴェンダースの新作だったり、アトム・エゴヤンの新作だったり、最近の監督作だったりする。そういえば、ラース・フォントリアーの書いた脚本作もやるらしいし。年明けにはカンヌ大賞取ったダルデンヌ兄弟の新作もやるし。もっと映画観よっと!


20051211062827.jpg


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  1. 2005/12/11(日) 06:21:36|
  2. 映画(自宅にて)|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

トラックバックありがとうございました。

はじめまして。
Blog「映画学メモ」のタカと申します。
トラックバックありがとうございましたー。
ポチョムキンはホントに「映画の教科書」って感じですよねー。濃い映画です。同じエイゼンシュタインの「十月」もまた面白いですよー。
ではでは、失礼します。
  1. 2005/12/14(水) 00:41:44 |
  2. URL |
  3. タカ@映画学メモ #6SWgxDAM
  4. [ 編集]

〉タカさん

映画の教科書といえば、最近オーソン・ウェルズの『市民ケーン』をレンタルしてきました。これもまた、お手本となる映画であるように思えます。
お返事、ありがとうございました!
  1. 2005/12/14(水) 01:32:18 |
  2. URL |
  3. 人非人 #-
  4. [ 編集]

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