逃源郷

世界は闇なのか

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カナリア

「害虫」の塩田明彦監督最新作。
千葉劇場のレイトショーで、観客は自分一人だけだった。
作品はというと、少年少女の人を殺すことへの葛藤を描いているかと思いきや、そうではなくある宗教団体(劇中では”ニルヴァーナ”)が崩壊した後の、それに属していた人々のその後の物語を綴っている。まず、子役二人。女の子が上手かった。親の虐待や離婚といった、凄まじい家庭環境の中、必死で人目を阻んで生きる二人はある意味「誰も知らない」の子供たちと類似していた。ただ、この作品の主は”懸命に生きる子供たちの日常”ではなくて、あくまで宗教集団に属していた人間の実態とその後にある。途中、教団生活の実態も明らかになる。とにかくここで、人間が何故宗教を必要とするのかが分かる。人間は弱く、支えとなるものが欲しくなるので、それを宗教に求める。本当は強い”自分”というものを持ち、何があっても”自分”を支えに生きなければならないのに、それに自信が持てず崩れてしまう。宗教も一つの現実。窃盗や賄賂がこの社会で犯罪と扱われるように、その宗教の中にも独自の社会システムが存在するというわけだ。それに気づいて、この現実に適合していくことを決めた信者と、宗教内の秩序をまっとうして死んでいった信者。
最後、子供たちは寄り添って手をつないで生きていく。「誰も知らない」もそうだけど、最近の日本映画いや新聞にも書いていたけど、音楽にしても前向きな内容が多いと思う。今の先行き不透明で不安な世相を反映しているのかもしれない。とりあえず、宗教の価値観を良いか悪いかは別問題として、問い直すきっかけになる映画であることは間違いないと思う。

公式HP→http://www.shirous.com/canary/

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  1. 2005/04/19(火) 23:07:09|
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