逃源郷

世界は闇なのか

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

アバウト・シュミット

 近頃劇場で見た「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督作品。
 この監督の作品は「サイドウェイ」を含め2本目で、その「サイドウェイ」は、仕事や夢にも希望が見出せない40歳目前の中年おじさんのロードムービーだった。今回観た「アバウト・シュミット」は、定年を終えた初老の男が、妻に先立たれ新たな人生に希望を見出せない話で、どこか前作と主人公の立場が年齢は違えど似通っている。主人公と年齢や境遇が似通っている人が観れば、どちらともかなり共感できる映画だと思う。自分はそのどちらともかぶる所がないので、正直映画に感情移入はできなかったが、「サイドウェイ」はサークルにいる知り合いの39歳のOBに、「アバウト・シュミット」はもうすぐ定年を迎える自分の父親に是非観てほしいと思った。
 内容としてはどこにでもいそうな初老の男が、これまたどこにでもありそうな退職後の暇のつぶしかたに悩んでいる。そして妻に先立たれた後、妻の昔の浮気が発覚して怒ってその相手を殴りに行ったり、旅中に出会った女性になぐさめられていきなりキスをしかけるなど、初老にはそぐわない(?)と言ったらおかしな言い方になるが、老えども性欲、いや恋愛感情は衰えないものだという、21歳の自分から見て老人のパワーのすごさがうかがえた。ウディ・アレンとか「ハウルの動く城」でもそうだったけど、恋愛に年齢制限はないということなのだろうか。あと一人娘結婚を妨害しようとするところなんかは、親の子供への強すぎる愛情というか、独占欲がうかがえたな。親バカというかなんというか。親は子供が大人になっても、いつまでも子ども扱いするものなのかな。自分の両親も、自分のことをいまだに一人の大人としてみていない気がするし、やたら自分の昔話を持ち出すし。それはともかく、主人公と花婿は一生仲良くできないんだろうな(義母と花嫁もしかり)と、毎朝やっている「ど?なってるの!?」ではないが、そう思った。
 あと最後に、ジャック・ニコルソンの演技が素晴らしかった。よくもまあ、こんな超低予算な映画に、こんな超スターが出演してくれたこと。しかもそのスターが超普通のどこにでもいそうなおじさんを演じていて、それが見事にはまっている。オーラを完全に消していたな。それにしても、ジャックの老けぶりにショックを隠せなかった。「カッコーの巣の上で」で見た彼の若さと狂気じみたアナーキーのオーラはいずこへ。あの頃、ジャック・ニコルソンはかっこよかった…。今の彼は腹は出てるし、頭ははげてるし、しわだらけだし、太ってるし、老眼鏡はかけてるし…。若さって素晴らしいことなのかも(?)


abaut.jpg

スポンサーサイト
  1. 2005/06/10(金) 01:50:42|
  2. 映画(自宅にて)|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

人非人

06 | 2017/07 | 08
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

天気予報

お気に入りバナー

Search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。