逃源郷

世界は闇なのか

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ピアニスト

 今年度カンヌ国際映画祭で、監督賞を受賞したミヒャエル・ハネケ監督の’01年度カンヌグランプリ他3冠に輝いた作品。
 ケン・ローチ同様、やはり以前から気になっていたこの映画をやっと観ることができたが、正直何が良いのかさっぱり分からない映画だった。マゾ癖のある40代のおばさんピアニストとその教え子の青年との歪んだ愛を描いているのだが、その2人の愛の描き方が単なるSEX描写だけにとどまっているような気がしてならなかった。男女2人が出会ったらすぐにSEXを始めるという、いかにもフランス映画丸出しで、以下にフランス人が性に対する欲求が強いのかが分かる(フランス人に限った話ではないかもしれないが…)。今まで恋愛など経験したことの無いであろう生真面目なおばさんが、青年の一方的でかつ情熱的な愛情に取り込まれていき、そして理想と現実のギャップを痛感し打ちのめされていく様は何だか惨めな姿だった。別れた後青年は何事も無かったかのように彼女に笑顔で挨拶するのに対し、彼女は自ら胸にナイフを突き刺す。心の痛みを現実の痛みへと変えて、少しでも傷を癒そうとしたのだろうか。青年はこれからもいろんな恋愛を経験していくのだろう。なんだかおばさんが青年の踏み台にされた感じがして、なお惨めで哀れだな。
 ところでこのカンヌ映画祭と言うのは、とかくこのような歪んだ愛情劇をグランプリにするな。「奇跡の海」が特にそうで、半身不随となった夫への愛のために自ら娼婦となって身を引き裂かれていく女性のという、これのどこが愛情なんだ!と怒りで身がよじれてしまいそうになる作品だった。あとこの「ピアニスト」は主演女優&男優賞をダブル受賞しているが、とかくカンヌは無機質・無表情な役を演じている役者に賞をあげている。「息子のまなざし」とか「過去のない男」とか。オーバーで過激な演技をするハリウッドに対抗してるのかな?
 とにかくこの映画は、こんな男女の関係もあるんだなと実感させられる映画だった。ただ、それだけだったような…。


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  1. 2005/06/19(日) 03:15:59|
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