逃源郷

世界は闇なのか

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過去と、生きる

幼少のとき、まだ自分が宮城の石巻にいたとき、ものすごく仲の良いアキヒロ君という友達がいました。
それはもう毎日のように彼の家に行っては、ファミコンや人形ごっこなんかをして遊んでいました。
彼から電話がこなければ自分からし、自分がしなければ彼から電話がきました。
でも。
でも自分はそんな彼を羨んでいました。
彼は字が上手で、絵を描くのも上手く、そのうえ家にはおもちゃがたくさんあり、そのうえいい奴でそんな彼を嫌う人などいなかったように思います。
そんな彼を、影でそっと羨んでいたのです。
別の友達が彼の家にいたとき、自分は彼の誘いを断り一緒に遊びませんでした。
彼の一番の友達は、自分しかいないと思っていたのです。
そして秋田への引越しが決まり、彼とはもうそれ以来会っていません。
中学頃まで年賀状のやり取りをしていました。
今頃、アキヒロ君はなにをしているのでしょうか。


小学5年のとき、引っ越してまた別の学校に変わりました。
そのとき、自分と同じ転校生で仲の良かったヤマキ君という友達がいました。
それはもう、毎日のように一緒に学校へ行っていました。
学校でも、いつも一緒にいました。
でも。
でも、自分はそんなヤマキ君を心の中でそっと、変な奴だとか気持ちが悪い奴だと思っていました。
ヤマキ君はたしか、九州から引っ越してきて、周りの人も影でそっとヤマキ君の影口を言っていました。
ヤマキ君と仲が良かったのは、最初の1学期だけで、自分は他に仲の良い友人ができ、それ以来ヤマキ君とは疎遠になりました。
ヤマキ君とは中学まで一緒でしたが、一言も口をきいたことはありません。
ヤマキ君は剣道部の部長をやっていましたが、今は何をしているんでしょうか。


小学6年のとき、自分には遊び友達がいませんでした。
ある日、同じクラスのオノデラ君が家に突然やってきて、遊ぼうと誘ってくれました。
オノデラ君は友達が多く、彼を経由して自分も友達が増えていきました。
それはもう、毎日のようにオノデラ君と他の友達と一緒にスーパーファミコンをして遊んでいました。
正月休みのとき、彼と連絡が取れなくて、一緒に遊べなくてすごく寂しくなったのを覚えています。
中学にあがって、うれしいことに彼と同じクラスになりました。
また、彼を経由して友達が増えました。
でも。
でも、自分はそんな彼を影でそっと疎んでいました。
5月の宿泊研修のとき、テントの中でオノデラ君が寝たのを見計らって、同じテントにいた友達に「オノデラ君のこと、嫌いな人?」と小さい声で呼びかけました。
それ以来、オノデラ君との仲は疎遠になりました。
自分が中学でできた友達は、ほとんど彼に紹介してもらいました。
オノデラ君とは中1以来同じクラスになることはなく、一言も口をきいていません。
高校生のとき、道で偶然オノデラ君とすれ違いました。
茶髪で不良のようになっていました。
オノデラ君は、今何をしているんでしょうか。


高校にあがって、今までの報いがきたのか、仲の良い友人はほとんどいませんでした。
それでも、3年間同じクラスでいつも行動を共にしていた奴がいました。
フジモトです。
常に昼飯は一緒に食べていました。
2人だけ、クラスで浮いていたような気がします。
しかし、フジモトは頭がよく、人当たりの良かった奴なので自分の知らないところでどんどん友達を増やしていきました。
それでも、フジモトは自分を見捨てることなく、自分と行動を共にしてくれました。
自分がいなければ、フジモトはもっと楽しい学生生活を送っていたに違いありません。
フジモトは東北大学に推薦で受かりました。
卒業式の日、クラスの全員が一人づつ教壇に立って今までの思い出を語る中、フジモトは「自分がここまで勉強をがんばれたのは、周りの友達がいてくてたおかげです。」と言いました。
その周りの友達の中に、多分自分は入っていなかったでしょう。
フジモトとは卒業して以来、一度も会っていませんし、会おうとも思いません。
フジモトには、色々ひどいことをしてきたような気がします。
今頃、フジモトは何をしているんでしょうか。



今でも、彼らが夢に出てきます。
そして、自分を苦しめます。
もう自分のしてきた過去なんてどうだっていいのに。

自分は、友達を踏み台にして、蔑んで、今を生きているような気がします。

人間は、同じ過ちを繰り返す。

そんなの、嫌だけど…。


kako.jpg

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  1. 2005/07/05(火) 00:54:37|
  2. 戯言|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:6
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コメント

人非人へ

今朝太宰の本を読んでいたら良い言葉が出てきたよ。
「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」
すばらしいね。それですよ、それ。私が常々言いたいのは。

また飲もう。そして人非人らしく、笑顔でゲロしまくろう
  1. 2005/07/06(水) 12:37:31 |
  2. URL |
  3. たかの #-
  4. [ 編集]

>たかのさん

人非人、太宰治が使っていましたか。なんて小説ですか。
自分が人非人であるということを、自覚するのは大事なことだと思います。なんか、太宰治が言うとやけに説得力がありますね、そのセリフ。

ええ、また飲みましょう。でも、笑顔でゲロしまくるのは、どうなんでしょう(笑)タクシーに乗って信号で止まるたびにゲロするのもどうなんでしょう(笑)おもしろいから、いいけど、ねえ、夕○さーん。

では、また☆
  1. 2005/07/06(水) 23:39:05 |
  2. URL |
  3. 人非人 #-
  4. [ 編集]

太宰はいいけどさ、人非人ていう言葉がどういう歴史的経緯を経てきた言葉なのか、もう一度考え直した方がいいよ。おまえは戦争がイヤ、差別がイヤとか言うけど、無責任な言葉の羅列では全然説得力がない。それじゃただのゲロだ。
  1. 2005/07/10(日) 23:51:29 |
  2. URL |
  3. 夕菅 #-
  4. [ 編集]

>夕菅さん

夕菅さん、あなたのおっしゃる通りです。自分は、きれいごとを並べているだけにすぎません。明らかに勉強不足ですし、説得力がないのも否めません。
若いからっていう理由だけで許されるわけではないんですよね。自分はただの努力不足ですから。

人非人という言葉、調べてみます。

それでは、また。
  1. 2005/07/11(月) 01:15:58 |
  2. URL |
  3. 人非人 #-
  4. [ 編集]

ごめん。そんなに怒るなよ。ただ「人非人」という言葉は昔から被差別部落の人達に対する差別用語なんだよ。
  1. 2005/07/11(月) 21:23:15 |
  2. URL |
  3. ゆうすげ #-
  4. [ 編集]

>ゆうすげさん

いえいえ怒っているわけではないですよ。言われたことを認めただけです。

「人非人」の意味、そうだったのですか。初めて知りました。何も知らずに使っていました。

また、色々教えてください。勉強になります。あと、ゲロのこと書いてしまってすいません。だって、おもしろかったんだもーん。
  1. 2005/07/12(火) 02:54:22 |
  2. URL |
  3. 人非人 #-
  4. [ 編集]

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